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| Terakoya 寺子屋プロジェクト |
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私たちの理念/提案私達は町の人たちとともにこの町の未来を考えていきたいと思います。そのためにはまず活動拠点をこの町に置き、そこで、さまざまな取り組みをすることにより、模索していくことが必要となります。そこは単なる事務所ではなく、町の人々が毎日訪れ、ともに学び、また遊ぶことのできるダイナミックな場を意味します。つまり子供から老人まで、多世代の人々の交流の場となることを目的とします。 現代社会の特徴である核家族化は、社会を平板なものにしてはいないでしょうか。母親が子供にとって最も大切な役割をすることは今も昔も変わってはいませんが、自営業の方は別として、サラリーマン家庭では父親は不在のときが多く、おのずと家庭は母と子の一対一の関係が多くなります。昔、大家族制が一般的だったころは小さいながらも家庭はまず「社会」を学ぶ第一歩だったと思われます。おじいさん、おばあさん、あるいはおばさん、おじさん、とともに暮らすなかで、子供達はいろんな年齢層の人たちと接し、ほんものの社会に出ていく前の準備をすることができました。兄弟も多かったでしょう。今は少子化が進み兄弟もいないか、いても一人か二人が主流になっています。そして学校に行っても同級生は皆同い年、先生は別にして、自分とは違う世代の人々と接する機会はほとんどありません。子供達は家庭と学校また塾の往復に明け暮れて大人になっていくわけです。もちろん、休みの日にはさまざまな工夫を各家庭でなさっているとは思いますが、もし、毎日の生活のなかで、子供達が違った世代の人たちとともに生きることができるとしたら、家庭や学校や塾では学ぶ事ができない貴重な体験ができるのではないでしょうか?その「学び」は学力を意味しません。むしろ心の学び、あるいは心の栄養となっていくでしょう。子供達の心を栄養失調にしてはいけない。家庭も学校も楽しいかも知れないけれどまだまだ学力偏重、学校の勉強ができる=エリート的な図式を描きがち。学校の勉強以外にもたくさんすばらしいことはこの世に存在し、自分を生かす道はある、ということが現代社会においてはなかなかわからないのではないでしょうか。そうしたことの気付きの場を私達は提案したいと考えています。 幸い町には多くの退職した方々が住み、まだまだ元気でご自身の能力を生かしたいと思っておられ、すでにさまざまな活動をなさっています。定期的に退職者世代で集まって趣味に興じたり、町の環境整備をしたりまたは老人介護をしたりと非常に活発です。今後さらに退職者世代は増えていきます。第二の人生の始まりです。彼等自身、今までのスキルを生かすことも大事でしょうが、それとともに務めていた頃にはできなかった新たなことにも挑戦してみたいと思っておられます。そうした方々にも活躍の場を提供するとともに新たな挑戦場として機能していく活動を私達は考えています。 子供達と退職者世代の交流、すなわち子供達にとって未知の年代のひとたちと時間を共有し、彼等からは学校教育では得られないさまざまなことを得ることができるでしょう。 そうした現代社会の弊害、世代間の断絶を失くし、その土地に住む人々がその土地に住むことを誇りとし、その地域社会の一員として自らの存在意義を感じることのできる小さな家族的コミュニティーの実現を私たちは目指したいと思います。 子供達、若者達、退職者世代、老人、そしてそこにアーティスト達が加わることにより、さらにコミュニティーは豊かさを増します。ある意味、アーティストというのはいくつになっても子供といってもいいかもしれません。夢中になって作品を作る姿は大きな子供そのもの。そして作品が完成したときの目の輝きは多くの大人達がいつの間にかどこかに置き去りにしてしまった大切なものを思い起こさせます。 ものを作ることの喜びをアーティスト達と共有していこうと思います。アーティストといっても多岐にわたります。いわゆる現代芸術の作家さんから、伝統工芸の作家さんまで、さまざまなジャンルの方々に来て頂き地域社会に新風を吹きこんでもらいたいと思います。つまり多世代がダイナミックに交流するための要に、ものづくり、アーティストはなると思います。 さらに町に長く住むお年寄りに町の歴史や体験談を語って頂く場にもしようと思います。以外と住んではいてもその土地の歴史やそこに伝わる民話などは知らないものです。 そうした自己とともに他を尊重する姿勢がひいては戦争のない世界にも通じていくのではないかと思います。今現在も世界のどこかで戦争が行われています。世界中の誰もが家族を愛し、自分の住むまちを大切に思っているはずです。為政者たちはそんな思いを無視し、自国を守るため、あるいはテロに対抗するため、と戦争を始めます。しかし、攻撃によって傷付くのは自国と同じように生活をしている普通一般の人々なのです。そうした本当に基本的なことの大切さを今一度皆で考えていきたいと思います。今、日本は戦争もなく平和だけれど、戦争をしている国の人々も私達と同じ家族があり、コミュニティーに暮らす人々なのだということを忘れてはならないと思います。 こうした考えは非常に大事だと思われます。自分の家族自分の家を大切に思うように自分の町を大切に思う。それがひいては自分の国を大切に思うことにも繋がっていくだろうし、さらに国を越え地球全体を大切に思うことに繋がっていくでしょう。 まずは「自分のまち」から始めたいと思います。それがすべての基本です。土台のないところに何を築こうとしても崩れてしまいます。“スモール イズ ビューティフル”ちいさいところからちょっとずつ、自分のまちを美しくすばらしい町にしていくことから始めなくては、、、。 |
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Directed by Nakata Yoko |
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